【漁業×観光】ウニ採り体験ってどんな体験?
こんにちは。
今日は、神居海岸パークで体験できる「ウニ採り体験」について
みなさんに紹介させて頂きます。
漁師さんの疑似体験、ということで普段漁師さんがやっている方法でみなさんにウニを採って頂く体験なのですが、そもそも利尻の漁師はどのようにウニを採っているかを説明しなくてはなりません。
利尻のウニ漁
「ウニ漁」と聞くと、海女さんを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?おそらく東北の方だと今でも海女さんによる漁も行われていると思いますが、利尻の漁師はこのように漁を行います。
なんと船の上から。「磯舟」と呼ばれる一人乗り用の船に乗り込み、「タモ」と呼ばれる先に網の付いたとんでもなく長い棒を使って海の中からウニを採っていきます。そのままだと海の中が見えないので、「ガラス箱(箱メガネ)」という海の中を覗く道具を使ってウニを探しながら。
離れてみるとこんな感じです
この漁法について初めて知った時は、潜った方がいっぱい採れるのでは?と思いましたが、利尻の現役漁師さんいわく、こっちの方が早く大量に採れる!とのことです。確かに見ていると、とんでもないスピードでウニを採っていくので納得です。採ったものは船に積んでいくので、一回に運べる量も海女さんとは違いそうです。
利尻のウニ漁はこの方法以外禁止されているんですけどね。漁期もしっかり決まっていて、毎年概ね6月~9月の間だけウニ漁が行われています。
両手でタモを持って、顔(歯)で箱メガネを固定して、足で船を操作して、、、とんでもないスキルと経験が必要な漁法です。利尻島では18歳~最高齢94歳?までの現役漁師が毎年スキルを競いあっています。
そして採ったウニはすべて手作業で剥いていき、みなさんが良く見る「ウニ」になっていく訳です。
こちらが、
このように。
見ているだけでお腹がすいてきました。夏が待ち遠しいです。
ウニ採り体験
それでは実際にここ神居海岸パークで出来ることを紹介していきます。
さすがに、みなさんに磯舟に乗って船を操作してもらう訳にはいきませんから、ここでは「和船」というもう少しだけ大きい船を使用し、体験してもらいます。
固定してある船に乗って頂くので、揺れも少なく、海水を被る心配もありません。※あまりに波の高い日には乗船自体を中止させて頂きます。
実際の体験の様子はこちら
まずはウニを探すことから始めなくてはなりません。ウニは夜行性なので明るい場所よりは岩や昆布の陰など暗いところにいることが多いです。この場所は水深1.5m程の場所なので、簡単に見つける事ができるでしょう。
そしていよいよ採ります。
あくまで漁師さんの疑似体験ですので、みなさんにも「タモ」を使った漁法を体験してもらいます。こちらはちょっとコツがいりますが、スタッフがサポートさせて頂きますので、ご安心を。
そして採ったウニがこちら
ウニ剥き体験
この体験では、ウニを採って終わりではありません。実際に「ウニ剥き」の作業も体験して頂きます。
使う道具はこちら
右二つが重要で、ウニを割る為のハサミと、ウニの身を出す為のスプーンです。ウニを割る道具は、漁師さんによって包丁のようなものを使用する方もいれば、上の写真のようなハサミを使う方もおり様々です。ちなみにこのハサミは「ウニ割りくん」という名前で売られています。
そしていよいよ剥いていく訳ですが、
割って、身を出して、綺麗にして、、
こちらが、
こうなる訳です。
体験はこれで終了ですが、軍艦の土台も別途販売しているのでウニ軍艦にすることも出来ちゃいます。
オープンまで残り4ヵ月!是非今年の夏は利尻島へ!
次回は他の体験についても紹介していきます。
体験場所 | 神居海岸パーク |
営業時間 | 9:00 ~ 16:30(最終受付:16:00) |
料金 | お1人1500円(税込) |
体験時間 | 30分~40分程度 |
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